ドリームゲート主催の2025~26モデルスキー試乗会試乗レポートです。
各社SLモデルとデモのトップモデルを中心に乗り比べました。いずれも165㎝です。
気温上昇でバーンが荒れて雪も滑らず、試乗には厳しい条件となってしまいました。
また、個人の偏った感想なのであまり信用されないようご注意ください。
①アトミック REDSTER S9RS REVOSHOCK S
菅平の試乗会でも乗ってとても良い印象だった。
S9i PROと S9i REVOSHOCK の間を埋める良いとこ取りの板。
扱いも楽なのにとてもしっかりしていて、1級を目指すレベルからクラウンレベルまで充分使えそう。
かなり広い層におすすめできる良い板だと思います。
赤から少しピンクにグラデーションがかかって奇麗です。
②ノルディカ DOBERMANN SL WC DEPT M PLATE
10ミリの新しいピストンプレートが付いたトップモデル。
菅平ではこの下のDEPTが付かないタイプを乗っているが、かなり違いが有るので間違えないよう注意。
⑩番のブリザードFIS SLと全く同じ板だというのだが、比べるとこちらのほうが少し硬く感じる。カラーとデザインのせいかも知れない。
重くて硬いというイメージがあるかも知れないが、履き慣れてくるととても素性の良さを感じる板だ。
コンプビンディングが新しくなってガタツキが減り、耐久性が向上すると予想される。
③アトミック REDSTER S9i PRO
菅平では乗れなかったデモのトップモデル。
かなりレベルが高い板で自分には難しさを感じる。
サロモンのプライムと良い勝負だ。どちらも限られた人にしかお勧めできないように感じるが、SKI JAMの管理人さんは絶賛していたな、なんでもできるずるい板だって。
ん~ん、自分にはちょっと手強いんですけど。黒と赤で格好良いんだけどね。
④フィッシャー RC4 WORLDCUP NOIZE SL MEN M-PLATE
穴が塞がり裏が黒くなって新しい振動吸収が内蔵された。フルモデルチェンジってこと?
自分は現行モデルのほうが好き。なのでコメントは控えさせてもらいます。あ、手であおった時のフレックスは断トツで硬いです。
⑤サロモン S/RACE PRIME SL
菅平では用意が無かったプライムです。
担当者が普通の人には関係ない板です、と言うのですよ。(前回も言われた、同じ人か?)
確かに去年はとても難しい印象だったけど、この雪なら普通に滑れる。
きっと硬いバーンだと縦に走るんだろうなと言う感じは受ける。
自分の印象はアトミックのS9i PROと同等かちょっと上の感じ。まあ必要ないかな?
今回は乗らなかったけれどこの下のSL PROがとっても良い仕上がりで、幅広くお勧めできると思います。ただし、サロモンはデザインが同じで紛らわしいので板の取り間違いが多いそうです。購入する場合は気を付けてください。
⑥ディナスター SPEED OMEGLASS WC FIS SL FACTORY R22
ディナスターのSLモデル。なんでしょう?普通のデモ板のように感じてしまうのは自分がおかしいのでしょうか。縦に走る感じが無いのはオガサカのSLと一緒で、個性が無いのが良い個性ってことなのかな?
それとこのR22プレートとビンディングの組み合わせはもう長いよね。
⑦ロシニョール HERO ATHLETE FIS SL FACTORY
ロシのSL。この下に白いマスターSLがある。
以前自分が持っていた18年モデルからは扱いやすくなっている感じ。
もっと手強いと思って乗ったからか意外と普通にターンできる。
硬いバーンで履いてみないと良く分かりませんな。
⑧オガサカ TRIUN SL
去年より少し青が濃くなった。サイドカットも変更されているらしい。
ほかのSLと比べるとデモモデルのようなマイルドさが有る。
本当に選手たちがこれ使ってるの?って聞いてしまいました。(使っているそうです)
⑨オガサカ TC-S
日本で一番売れている人気のTCシリーズ。
オガサカを絶賛している人がたくさん居るのでそういう人の試乗記を見てください。
はっきり好みが分かれそうです。自分は・・・・。
⑩ブリザード FIREBIRD SL FIS
②番のノルディカと全く同じ板だということで、とても良い印象です。
自分のメインがこの2020モデルなので、履き慣れていることも有って全く違和感がありません。
この荒れた雪では微妙な違いが判らないので、自分の板と全く同じくらいに思えてしまいました。
それはそれで進歩が無いってことかも知れませんが、自分は好みですね。
ただ、ワールドカップ見てると板のデザインが違うよね?どうなんだろう。
フォルクルのデモトップモデル。この上に選手用のSLがある。
これもブリザードやノルディカと同じ、新しい10ミリピストンプレートにコンプビンディングが付いています。
チップロッカーなので少し軽い感じはあるけれど、この雪ではあまり違いが判らない。
フルキャンバーのモデルが有るらしいので、そのほうが自分の好みに合うかも知れません。
デモのトップモデル。オリジナルのプレートのマーカー。
裏がブルーでヘッドみたい。わりと大人しめの板で扱いやすい。1級レベルから行けそう。その分切れや走りは物足りない感じもする。
ピストンプレートにしたり好みで変えてみたら面白いかもしれない。
担当者は口を濁していたけど、ベクターグライドの基礎板やアルペンのサーキットシリーズはこちらで作ってますよね。
ーーーーーーー
以上、苗場スキー場で開催された2025~26モデルスキー試乗会でした。
アスペン、フソウグループ、ベイル、Fジャンク各店舗スタッフの皆様、ありがとうございました。
▲