前回(スキーはおまけ)なんて書きましたけど、私にとってスキーは掛け替えの無い趣味です。

 スキーの魅力は色々あるけれど、なんと言っても自由を実感できることが一番だと思っています。
 非日常ですね。

 スキー場という限りはあるけれど、誰にも縛られずに雪山の斜面を思い通りに滑り降りることができます。 この自由が他のスポーツには無いスキーの特件のように感じています。

 真っ白なキャンパスに最初のシュプールを刻む、なんてことはたまにしか無いけれど、たとえ荒らされてしまったゲレンデでも、自分の思うように自在にターンしながら滑り降りるのはとても気持ちが良いものです。
 思い返しただけでワクワクしますよ。

 でも多くの日本人は自由に不慣れですね。

 自由にして良いよ、と言われるとどうして良いか解からないのです。

 いつも誰かの指示に従い、周りの目を気にして、人と同じことが良いと思い込んでいる。

 せっかく自由を手にすることができるチャンスなのに、自ら枠を作り自分を縛りたがるようです。
 自由が不安、ひとりが不安なんでしょう。

 直ぐに群れたがるし、組織に入りたがる訳ですが、そうすると当然自由は制限されてしまいます。組織の一員になれば立場と責任が発生しますから。

 そうして自由に振る舞えない人たちは、逆に自由に振る舞っている人を批判するようになります。

 自分は規則に縛られているのに自由な人が居るのは気に食わないのです。
 規則を破っているように感じてしまうのでしょう。そんな規則は無いのにね。


 スキーは本当に自由を手にすることができるスポーツです。
 やっと手にすることができる自由を何故手放そうとしてしまうのか? 私はもったいないと感じてしまいます。

 そしてさらに自由度を上げるために自分は練習しています。

 スノーバへ通うのも、技術レベルを上げてもっと自由にゲレンデを滑れるようになりたいからです。