げんさんのすっきりスキー

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スキーの基

前回の補足動画作りました。(回旋・角付けは股関節主体で・・)


 
 前回の記事でターンの3要素に付いて少し書きました。

 ちょっと解かりにくいところが有ると思いますので、説明動画を作りました。

 中でもブーツの影響を受ける足首の動きは複雑で解かり難い所があります。


 さらに感覚的には足首を使っているのかを動かしているのか股関節を使っているのか、同じ動作をしていても人によって意識が違うことも多いようです。

 そのような感覚の違い実際は何処をどう動かしているのか?といった事を正しく理解していくことがスキー上達に繋がっていくと思います。



    

 
 他にもたくさんアイデアが有るので、時間があるときに説明していきたいと思います。

 もちろんどのように受け取るかは皆さんの自由です。クレームはやめてね。






スキーは自由なスポーツでは?



   前回(スキーはおまけ)なんて書きましたけど、私にとってスキーは掛け替えの無い趣味です。

 スキーの魅力は色々あるけれど、なんと言っても自由を実感できることが一番だと思っています。
 非日常ですね。

 スキー場という限りはあるけれど、誰にも縛られずに雪山の斜面を思い通りに滑り降りることができます。 この自由が他のスポーツには無いスキーの特件のように感じています。

 真っ白なキャンパスに最初のシュプールを刻む、なんてことはたまにしか無いけれど、たとえ荒らされてしまったゲレンデでも、自分の思うように自在にターンしながら滑り降りるのはとても気持ちが良いものです。
 思い返しただけでワクワクしますよ。

 でも多くの日本人は自由に不慣れですね。

 自由にして良いよ、と言われるとどうして良いか解からないのです。

 いつも誰かの指示に従い、周りの目を気にして、人と同じことが良いと思い込んでいる。

 せっかく自由を手にすることができるチャンスなのに、自ら枠を作り自分を縛りたがるようです。
 自由が不安、ひとりが不安なんでしょう。

 直ぐに群れたがるし、組織に入りたがる訳ですが、そうすると当然自由は制限されてしまいます。組織の一員になれば立場と責任が発生しますから。

 そうして自由に振る舞えない人たちは、逆に自由に振る舞っている人を批判するようになります。

 自分は規則に縛られているのに自由な人が居るのは気に食わないのです。
 規則を破っているように感じてしまうのでしょう。そんな規則は無いのにね。


 スキーは本当に自由を手にすることができるスポーツです。
 やっと手にすることができる自由を何故手放そうとしてしまうのか? 私はもったいないと感じてしまいます。

 そしてさらに自由度を上げるために自分は練習しています。

 スノーバへ通うのも、技術レベルを上げてもっと自由にゲレンデを滑れるようになりたいからです。
 


  





コブでズルドンは使わずに滑る・その2

 
  前回に引き続きコブ滑りの練習法について持論を展開します。

 動画でラインコブとモーグルコブを滑っているので参考にしてもらえると嬉しいです。


 ラインコブ外側の淵に沿って滑れば、簡単に滑りきる事ができると思います。  
 プルークでしっかりスピードを抑える事ができるように、何度も繰り返し滑って下さい。 

 そのコブに慣れて来たら、少しだけ内側をパラレルで滑ります。  
 ジャンプターンの要領で、横から横へ移動しながら深く回して、スピードを抑えます。

 余裕を持ってコブを滑れるようになれば、いろんな事を試す事ができます。  
 滑るだけでいっぱいいっぱいだと、練習にならず上達し辛くなってしまいます。  



 モーグルコブも同じですが、あまり外側を通るとコブを壊してしまうので、少し内側をプルークで滑ります。(モーグルスキーヤーに迷惑)   
 これがちょっと難しいところです。

 忙しいし脚力が要りますが、プルークで滑れない人はパラレルでも破綻します。  
 それだけ瞬間的に強いエッジングが必要です。  

 ゆっくり滑りきる事ができれば、練習次第でどんどん上達すると思います。
 まずはゆっくり滑り通すことを目指してください。
    

 いわゆるズルドン滑りは、すでにコブを自由に滑れる人が動きやフォームを確認する為の練習メニューです。  
 まだコブを自由に滑れない人がズルドンをやると逆効果に成る可能性があります。

 無駄な練習は止めて、ゆっくりターン弧を描く練習をしてください。



 





コブでズルドンは極力使いません。


 川村あんり選手が順調ですね!
 年長さんの頃からかぐらのコブを滑っていたあのあんりちゃんが、今では世界ランキング1位ですからねぇ。溜め息が出ますよ。


 そんなモーグルとは少し違うんですが、スキーグラフィック2月号の記事で技術選レジェンド柏木 選手のDVDの抜粋が載っています。

 この中で彼は「横滑りの延長線上に縦の滑りは無い」と明言されています。

 私も常々「ズルドン滑りの練習はあまり有効ではない」と言ってきたので、全く同感です。(モーグルはズルドンで良いと思いますけど)

 トップスキーヤーがきちんと説明してくれるのは本当にありがたいことです。
 


DSC_0176

DSC_0175


 さて、先日の小海リエックスでHコースのラインコブを滑って来ました。

 下で見ていた方にアドバイスを求められたので、プルークでの導入を説明して一緒に1本滑りました。

 バンクコブをズルドン滑りしようとすると、コブの裏側の一番急で硬い斜面を横滑りで降りて一番深い溝に嵌ってしまいます。
 いちばん難しいラインを滑ることになるので、完走率が低くなるのです。

 それに対して外側を回し込むライン取りは、起伏変化が少なく遠回りなのでスピードも抑えられます。

 コブが苦手な方は動画の切り取り画像を参考にズルドン滑りは止めて、外を回す練習をたくさんして下さい。

P1150136

P1150138

P1150139

        外を回すライン
P1150141 - コピー (2)

       ズルドンのライン
P1150141 - コピー


 最初にプルークでラインを覚えながらコブに慣れて行きます。

 少しずつ内側にラインを取って行きながら足を揃えていきます。

 もちろん他にもやるべき練習メニューがたくさん有るので簡単にできるようには成りませんが、ズルドンと違い発展性がある練習になります。

 実際の滑走動画を載せているので参考までにご覧ください。(縦滑りはできないけどね)








両足荷重を目指すのは・・・



 私は常々(両足均等荷重を目指す)と言っているのは皆様ご存知だと思います。

 両足荷重の利点は、片足よりも大きな力に耐えられること。

 鍛えられたアスリートなら外足1本でも大丈夫でしょうが、我々一般スキーヤーが片足で滑るのは限界があります。 
 また、外足から外足だと踏み変え動作が出やすいため、両足同調操作が身につき辛い問題があります。

 それからもう一つは以前の動画で説明していますが、外足荷重で滑るには外傾姿勢が必要になることです。
 これを説明している人がほぼ居ないことがとても問題です。

 外傾姿勢を取らずに外足荷重をすると角付けが緩んでしまうのですが、そのことに誰も触れていません。

 勝手に人の画像を使うのは申し訳ないのですが、スキーグラフィック1月号の76ページの附田雄剛さんの画像がとても解かり易いので参考にさせてもらいます。


DSC_0180

 解説に有るように左足から右足に荷重を変えている場面です。

 スキーの傾きを良く見るとフラットではなく外に傾いていることが解かります。
 面をフラットに踏めていないのです。

 角付けが甘くなることを意図して外足荷重をしているのなら問題はありませんが、この事を理解していない場合は問題があります。
 (両足荷重なら外傾姿勢を取らなくても滑走面に対し垂直に荷重できます。)

 コブで外足荷重を重要視する人が多いのは、必要以上に角を立ててしまってズラせない人が多いからではないかと推察できます。


 一言で両足均等荷重といっても実際はとても難しいのも事実です。

 まず、内足が上手く機能しない現実にぶち当たります。
 内足の外旋や内転が難しいし、バランスを取るのも難しい。
 内足のトレーニングを優先すると内倒し易くなるのも事実です。

 でもそこを少しずつでもクリアーして行く事で、滑りが良い方向に変化していけると思っています。

 
 重ねて言いますけど、高いところから飛び降りるときに片足で着地する人は居ないでしょう。
 両足で着地したほうが安定して負担も少ないはずです。
 それなのにコブは外足1本で滑るのですか? それはちょっと無理が有るでしょう。


 なんで外足荷重と外傾姿勢がセットなのかは動画で説明しています。ご覧ください。








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