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スキー技術【2】

スキー技術【2】のまとめ

 これまで書いてきた内容を【1】と【2】に分けました、【2】のまとめです。

 ターン運動を谷回りをしかけていく場面と戻していく場面に分け、その境目をスタートポジションとターンマキシマムと考え、末端の動きではなく体幹を使った重心移動によってコントロールしていくことを考えてきました。

 それには骨盤の動きがとても重要で、上肢体との連携によって動きに流れが出てくるようにしたいと考えています。

 スキー技術【1】と【2】では、主にスキーヤーが斜面やスキーに対してどう動いて行くべきか、と言う「スキーヤーの身体運動」について考えてきました。
それとは別にスキーをどう動かしていくのか、という「スキー操作、スキーさばき」と言った技術が有ります。
 次からはそれについても考えていきたいと思います。

上肢体は どのように動かしていくのか?

 上肢体の動きを文章で説明するのはとても難しいと思います。
SAJの丸山デモや、松沢夫妻、渡辺一樹氏らのDVDでは、肩甲骨や上腕の動きに触れた内容が有ります。それらを参考にしてください。

 上肢体の動きの練習も、最初は大きく動かして動作やタイミングを覚えてから、次第に洗練させていき動きを小さくする方法を取ります。

 まずは首や肩回りのストレッチをして肩甲骨周辺をほぐします。

 つぎに両腕を両足の回旋動作に合わせて、内腕は外旋、外腕は内旋動作をできるだけ大きく行います。車のハンドルを左右に切っていくような動きです。
この時、肩関節の動きが股関節の動きとリンクするように動かしていきます。

 このままだと腕の動きが大きすぎて、ストックを持った時振り回してしまいます。
そこでこのとき意識を肩甲骨におき、肩甲骨の動きを良く覚えます。
そしてストックを持つ手を動かさないように、身体の前で固定して肩甲骨だけを動かすようにしていきます。
 そうすると肩甲骨と股関節の動きがリンクしてくるはずです。

 別の方法として、前述した「骨盤歩き」をしながらバランスを取るために、両腕を大げさに回旋させてみるのも良いと思います。
この時、片側の座骨に重心を移動すると両足はそちら側に回旋することを確認してください。また、両足の回旋と両腕の回旋はタイミングをいろいろ変えて行って、腕を先行させたり足を先行させたり、まったく同時に行なったりして、その違いを観察してください。
 さらに肩甲骨の動かし方にもクロールのように前へ回したり、背泳ぎのように後ろへ回したり、ただ左右に動かしたり、と色々あります。これらは、カービングターンとスキッディングターンでストックの付き方を変えるように、いくつかのパターンを身につけておくと良いと思います。

この上肢体の動きは実際はごくわずかな動きになるので、トップデモの滑りから読み取るのは難しい部分でもあります。

動作の支点を上げるには・・・

では実際に動作支点を骨盤上部やみぞおちに上げていくには、どうすればいいのでしょう?
 一番のお勧めは「骨盤歩き」です。(お尻歩き)とか(座骨歩き)とも呼ばれ、長座の姿勢でお尻を使って歩きます。ネット上に動画がたくさん載っているので、参考にしてください。
ここでは片方の座骨で身体を支え、反対の骨盤を持ち上げて動かす事を覚えます。

 次の段階ではこの動作を立って行います。足首、膝、股関節の角度を一定に保ち、骨盤を上下、前後に動かして骨盤の動きで歩く練習をします。
 さらに次の段階では、肩のラインを替えずに骨盤だけ動かせるようにしていきます。そうすると上肢体と骨盤を近づける、脇をしめるような動作が出るようになります。

 このように、みぞおちや脇腹から足を動かしていくようにすると、上肢体と骨盤の関
連性にも意識が行くと思いますがいかがでしょうか?

足はどこから?

 骨盤に関連してもう一つ。足はどこから始まっているのでしょうか?

 足の付け根はもちろん股関節です。股関節は骨盤を介して背骨と強固につながっていますが、前側は恥骨結合で左右が連結していて、後ろ側に比べて前側が弱い構造になっています。
 そのため股関節を酷使するサッカー選手には、恥骨周辺のけがや故障が多く、力むような運動では、鼠騱部や骨盤底筋からの内臓脱出(ヘルニア)や尿漏れといった問題も起きています。

 そこで股関節を考えた時に、足を動かす筋肉の多くは骨盤の内外から始まっていて、なかでも腸腰筋のうちの大腰筋は脊柱から始まってももを引き上げる運動をしています。それで、足の始まりを大腰筋の付け根の高さに当たる、みぞおち付近からと意識を変えることで、股関節の負担を軽くして障害を減らせるのではないか、という考え方が有ります(Sportu Medicine.№,136より)。
 つまり、足を股関節で動かすというより、もっと上の骨盤上部や鳩尾あたりから動かしていく意識です。

 スキーの場合、股関節支点の角付け回旋運動を減らして、骨盤上部やみぞおち周辺に動作支点を上げていくことが課題になります。

上肢体と骨盤の動きの連携

 上肢体と骨盤の動きについて調べていくと、「両方の動きは連携している」とか「上肢体の動きが先行してから骨盤が動く」と言っている専門家の方がいます。
 両者の動きに関連はあるでしょうが、そこまでは言い切れないように思いますがいかがでしょう?
 それにしても上肢体と骨盤の動きは複雑で、(こうすればこうなる)と証明するのはとても困難だと思います。

 私なりに色々試してみたところ、人の手と足、右と左では、まったく同じ動きや全く反対の動きはやりやすいようです。さらに、少しタイミングをずらして同じか逆の動きをするのも得意なようです。しかし、それぞれ違う動きやタイミングがバラバラの動きはとてもやりづらく感じます。
 上肢体と骨盤においても、上下と左右の関係で同じことが言えます。つまり、同じ動きと真逆な動きを少しタイミングをずらして行うとうまくできるのです。
これは反射的にバランスを取ろうとする動きが関係しているのかも知れません。

 これらのことをスキーに当てはめると、ストックワークやハンドワークと、下肢によるスキー操作の関係は、肩関節の動き(上腕の動き)と股関節の動き(大腿の動き)を、タイミングを少しずらしながら同じ方向や反対方向に行うと動きやすくなります。
 
 このように上肢体と骨盤の運動をリンクさせながら洗練していくと、身体全体が流れるようなスムーズな動きができてくると思います。
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