前回に続き”斜面に垂直”を考え理解するために、簡単なトレーニング動画を作りました。 

 考えてみたら前にも似たような動画を作って公開してるので、もう少し内容を変えれば良かったと思うのですが、動画撮影が面倒なので難しいのです。

 
  解説:
 ①まずプルークスタンスで斜行します。

 両脚の長さを揃えて立つようにすれば斜面に垂直に立つことができるので、この時の感覚に慣れて斜面に垂直に立つ感覚を覚えることが目的です。
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 ②プルークで連続ターンをしながら、切り替えで一旦斜面に垂直に斜行してから次のターンに入るようにします。

 ③パラレルスタンスでも同じことができるように練習します。
 姿勢が高いと倒れてしまうので、低い姿勢でスキーの滑走面が雪面とフラットになるまで頑張りましょう。(これはかなり難しいです)
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 ④切り替えでジャンプして、スキーを斜面の上方に動かすトレーニングです。斜面に垂直を一気に飛び越えて、山回りのポジションから谷回りのポジションに入れ替えます。
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 切り替えには重心を動かすのとスキーを動かすの両方があることを体感するトレーニングです。

 ⑤ジャンプ切り替えをしながらの連続ターンです。
 谷回りを作るには斜面に垂直よりも重心が下、スキーが上になっていることが必要です。


 以上。
 動画には有りませんが、各段階でギルランデを使って何度もポジション確認をしています。切り替えのトレーニングにはギルランデが最も効果があると思います。


 谷回りで悩んでいる方は、このようなトレーニングを繰り返し行うことで感覚を掴んで欲しいと思います。