始めに断って置きますが、あくまで個人の勝手な感想です。
 間違っている可能性もありますので、購入の際はご自分でご確認ください。



  主催:アルペン・スポーツデポグループ

  場所:しらかば2in1スキー場、3/14(土)
 コンディション:前日のザラメが夜に凍った上に新雪が降り続く状況。

 機種:◎
ショート
 ①
FISCHER RC4 WC SC PRO 165 R12,5 ¥145000+税(以下略)
 ④
SALOMON S RACE RASH SL P80 165 R12 ¥145000+
 ⑥
HART Infinity S WC SL (ピストンプレート) 165 R12,3 ¥106000+(板のみ)
 ⑦
HART CIRCUIT ST DEMO SP(セパレートP) 165 R11 ¥103000+(板のみ)
 ◎
ロング
 ③
FISCHER 
RC4 WC RC PRO 175 R18 ¥145000+
 ⑤ATMIC REDSTAR G9R 177 R18,4 ¥104000+(板のみ)
 ⑧
OGASAKA KS-XX +SR585 172 R18,1 ¥138000+(板のみ)
 ⑨
ROSSIGNOL HERO MASTER 179 R19 ¥153000+
 ◎
パラレルスラローム
 ②
FISCHER RC4 WC  CT 175 R15,5 ¥166000+
  (番号は試走順)(価格は参考価格)

  比較:◎2013”HEAD WC GS RD 183 R25,4
       ◎2017”DYNASTAR WC SL 165 R13
 使用ブーツ:2017”RAPTER B3 RD
 テスター:クラウン末席の62才、週2スキーヤー 174センチ 74キロ

 
ショート4本から。
 
FISCHER RC4 WC SC PRO 165 R12,5 ¥145000+税
P1020053
P1020054

 最初はフルモデルチェンジしたフィッシャーから。
 小回りデモトップモデル。穴にカバーが着いている。
 イエローベースがこの日の雪には良く合って、とても滑りが良かった。
 グリップも良く操作性もよい、ハートのデモSPと甲乙つけがたい。
 ビンディングがZ13だったが実際はフリーフレックスになると思うので、少し変わるかもしれない。

 ④SALOMON S RACE RASH SL P80 165 R12 ¥145000+税
P1020061
P1020062

 サロモンはこの機種しか残ってなく待ってる人も居たのでとりあえず借りた。
 昨年の継続か?プレートがセパレート?気付かなかった。
 チューンのせいかアイスバーンでずれてしまいターンにならない。
 グリップの良さを期待していたのに残念、1本で返した。

 ⑥HART Infinity S WC SL (ピストンプレート) 165 R12,3 ¥106000+(板のみ)
P1020065
P1020067

 ハートの競技用SLモデル。ピストンプレートにマーカーエクセルビンディング搭載。
 さすがにエッジグリップが強い。この悪雪バーンでは扱い難く脚力が要る感じ。
 プレートを変えれば自分にも扱えるかもしれない。
 ハードパックで真価を発揮するのだろう。
 今ならストラクチャーを含む特別チューンを安価(サービス?)でやるそうです。
 
 ⑦
HART CIRCUIT ST DEMO SP(セパレートP) 165 R11 ¥103000+(板のみ)
P1020068
P1020069

 デモトップモデル? セパレートプレートにマーカーエクセルビンディング。
 この板はすばらしい!
 アイスバーンもグリップするし荒れたバーンでも安定してターンし易い。
 去年も一昨年もノーマルのST デモに乗っているが、こんなに良い印象は無かった。
 たぶんビンディングの変更も大きいと思う。(ルック→マーカー)
 完成度の高さを感じた、とても欲しくなった一台。
 プレート・ビンディングの選択で自分の好みに変えられる。

 ◎
ロング
 ③
FISCHER 
RC4 WC RC PRO 175 R18 ¥145000+
P1020058
P1020057
 
 デモ大回りモデル。穴は塞がっている。
 普通に乗りやすい。CTの後に乗ったのだがこちらの方が扱いやすい。
 CTのほうが荒地を切り裂く走破性は上。
 アトミックG9Rとロシヒーローマスターとこの板の3本は
あまり個性が無いので、ほとんど同等に感じられた。

 ⑤ATMIC REDSTAR G9R 177 R18,4 ¥104000+(板のみ)
P1020064
P1020063

 アトミックも人気でなかなか帰って来ないので、残っていたこれに乗ってみた。
 普通の大回りの板の印象。上に同じ。

 ⑧
OGASAKA KS-XX +SR585 172 R18,1 ¥138000+(板のみ)
P1020071
P1020072

 オガサカ話題の新作。585プレートにチロリアビンディング。
 とにかく重い。重くて鈍い印象しかない。
 たわみが出しやすいと言われたが、とてもそんな感じはしなかった。
 バーンが荒れてきたこともあるが、この板で綺麗に滑る丸山デモの凄さが良く解かる。

 ⑨
ROSSIGNOL HERO MASTER 179 R19 ¥153000+
P1020073
P1020074
 ロシのSLに乗りたかったのだがビンの付け直しが必要なため断念。代わりにこの板に乗ってみた。フィッシャーRCPROとアトミックG9Rと同じく普通の大回りモデルの印象。
 個性はないが普通に乗りやすい。オガサカの個性だけが際立っていた。

 ◎
パラレルスラローム
 ②
FISCHER RC4 WC  CT 175 R15,5 ¥166000+
P1020055
P1020056
 WCなどで行われているパラレルスラローム用モデル。
 今回の試乗機中一番トーション・フレックスとも強い板。
 イエローベースがさらに良く滑って今回の雪に一番合っていた。(ワックスが良く入るのだそうだ)。
 ずらす小回りはちょっと力が要るが、R15,5なので中回り・大回りはフルカービングで行ける。何より悪雪でもどんどん突破して行く安定感がすばらしい!
 トップの穴から雪がバシバシ入って当たるが、慣れて来ると気にならない。
 これだけの雪の抵抗が抜けている分、スピードに繋がるはずだ。
 テクニカル以上の人にお勧め。問題は価格か?

 
 以上、今回の試乗会は条件が難しかったため良い面も悪い面もあり、いろいろと感じることがありました。
 前回乗ったヘッドとの比較やフォルクル・ブルーモリスなども乗りたかったけど、時間が限られていて無理でした。おそらく翌日曜日は最高のコンディションだったことでしょう。

 コロナの影響でさまざまなイベントが中止になる中、無事開催されたアルペン・スポーツデポ試乗会。スタッフの皆様に感謝します。ありがとうございました。