2019年10月
前回に続いて(動的内傾促進 )についてです。
教程では「プルークや横滑りは狭い基底面に捕らわれやすい のでシュテム動作を利用していく」と言うような説明になっています。
しかし具体的な練習方法が提示されていないのでどうすれば良いのか解りません。
シュテムで内傾角を 深くしていく方法を模索しましたが、私は見つけることができませんでした。
代わりにプルークスタンスを利用する方法や横滑りを使う方法を考案して実践しています。
考案したと言っても猪俣一之元デモの動画やスノーバでレッスンをしている後藤 元デモのバリトレなどを参考にしたものです。
昨日もスノーバでプルークと言うよりは開脚パラレルですが、これを使った練習を撮影してきました。キッズレッスンと重なってしまったため2本しか撮れませんでしたが参考にご覧ください。
若くて運動神経の良い方は普通に滑っているうちに内傾促進することができますが、残念ながらシニアスキーヤーはそうは成りません。
無駄な滑り込みを止めて、このような練習メニューを繰り返し行うことをお勧めします。

先日スキー教程について読んだ感想を書きました。
2014年版なのでそろそろ改訂版が出る頃なので新鮮味は有りません。2019年版も同じ物のようです。
前回も書きましたが全体を通して感じるのは、重心を安定させて脚の運動やスキー操作で滑りを作って行く指導法になっているようです。
なので重心を移動させて行く、と言う解説は無いんですね。
唯一積極的な重心移動に触れているのが(動的内傾促進)となりますが、具体的な運動の説明が無いので実現するのは難しいでしょうね。
(動的内傾促進)も横方向の動きだけなので、前傾促進とか積極的な重心移動についても書いて欲しいと思っています。まぁ無理でしょうけども。
この(動的内傾促進)について言えば教程には[狭い基底面に囚われ無いシュテム動作を使う]と有りますが、プルークでも基底面を広く取るようにすれば低速で練習できるので、私はむしろプルークで練習する事をおすすめしています。
実際の有料トレーニングでも皆さんにやってもらっていますが、低速プルークで外の軸を作り中速の方開きプルークで内傾角を深くする練習をします。
他にもトレーニングメニューはたくさん有ると思います。尻餅ターンもその1つです。
https://youtu.be/MYyOhj1V2Lo
たまにはスキーの記事を書かなくてはいけないですね。
先日図書館から借りて来ました日本スキー教程。スキージャーナルから2014年に出版され山と渓谷社が2018年に再版したものです。
私がスキー教程をじっくり読んだのは30年前に志賀高原SSでイントラのバイトした時でした。当時と比べればとても分かりやすくまとまっている印象が有ります。
内容はオーソドックスな外スキーの舵取りを主役にプルークから基礎パラレルターンへ、さらにパラレルターンの応用へと導いて行くものです。
個人的には幾つも不満と疑問が有りますが、細かい事を言うときりがないので少しだけ書いて置きます。
先ず上下動や前後動についての詳しい説明が有りません。これについてはオーストリアスキー教程にもSIAスキーメソッドにも記述が無いので仕方無いと思っています。
横方向については静的内傾維持と動的内傾促進と言う解り難い表現を使っています。
カービングの項目で、(腰に前後差の有る上半身の前傾がくの字を生み出す) と有りますが腰の外向の事でしょうか?
オーストリアのアルペン滑走姿勢の事を言っていると思いますが、カービングターンでの腰の向きについては一考の余地が有ります。
斜面変化の項目でいきなり(プレジャンプ)が出て来ますが説明が足りません。
皆様もいろいろなご意見が有ると思いますがコメント欄には書かないでください。討論する気は有りませんのであしからず。
スキー教程も一度は読んで見て損は無いと思います。
昨日の記事では長野市では死者が出なかったと書きましたが、穂保地区で男性1人亡くなられました。訂正しお詫びします。
長野市の場合は額としては新幹線の被害が大きいので、今後の対策を考え直す必要が有るでしょうか。


河川の氾濫は東北地方や山間部のほうが酷い状況で、まだ被害の全貌が掴めていません。
まだ報道が入っていない孤立した村も有るようです。少しでも正確な情報が欲しいと思っている人がいるはずです。
こんな時こそNHKが役に立つとテレビをつけると、午後からは普通にバラエティ番組をやってましたね。その後はゴルフの中継です。
こんな非常事態にそんな番組放送する必要が有るのでしょうか?
まだ被害の全様が分かっていないのに、バラエティなんか放送している場合じゃぁ無いと思いますよ!
これじゃ民放と変わらないよね。
そう思います。

アーカイブ
カテゴリー