一度は読んでおきたいSIAの公式メソッド、昨年改訂された2012年版が図書館に在りました。

スノースポーツをアルペンスキー、スノーボード、テレマークスキーの3種目とし、「体幹主導による両足一対運動」を骨子にしています。
「バランスを保ちながらの、角付けと重心移動、回旋によるずれのコントロール」としています。
基礎のパラレルターンへ導く練習法は二つのパターンが載せられていて、シュテムターンはBパターンに出てきます(半ページだけ)。
シュテムターンの特性として、「角付けと重心移動の対応幅が広いターンと言え、その柔軟性の高さがスキーが回しにくい条件(例えば重い雪や急斜面、疲労が激しい時や人ごみの中、荷物を背負っている時など)でも、安全で確実に滑ることを可能にします。」・・・と書いてあります。
オーストリアスキー教程に有った「アルペン滑走姿勢」にも触れられています。
両足の重心配分は60対40で外足に多めを基本、と書いてあります。
さらに高速トレーニングの項目では、「ハイスピードでは(回す、ひねる運動)が入ると余計なずれにつながりやすいので、身体の向きをスキーの進行方向にキープしながら、角付けからの重心移動を主体に滑ります。」 とあります。
スノーボードとテレマークスキーについては触れませんが、教程はこのくらいの内容だと理解しやすくて良いのではないか、と感じました。






残念なのは付属のDVDが貸し出してもらえない事です。

・・・・¥3200-です。