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2012年07月

オリンピック開幕

  ロンドンオリンピックが始まりました。サッカーは男女とも幸先良いスタートでした、スペインに勝てた事はとても自信になるでしょう。しばらくは寝不足の日が続きますね。
 
 オリンピックはトップアスリートの舞台ですが、最近はどのスポーツもトップアスリートと、趣味やレジャーでスポーツを楽しむ人と二極化になって来ています。
 スキーにおいても競技スキーでトップを目指す人と、一般のレジャースキーヤーでは全く目的が違います。目標にする滑りが違えばその為の練習法やトレーニングから全てが違うのがあたりまえです。
 そのように考えればSAJのスキー教程が誰を対象にして書かれたものか、おのずと判断できると思いますが、競技スキーをされている方からはとかく批判が多いようです。この際、競技スキーに特化したスキー教程を作ればよいと思うのですが、今までそういったもが作られなかったのは何故でしょうか?
 
 スポーツに限らずいろんな趣味や仕事でさえも、「基本は何か?」を考えます。また、それさえ身につければ万能だ、と言った良く言えば真理を探る行為、悪く言えば人より楽をしたい、近道をしたい気持ちが有ります。
 スキーでも「基本で万能なもの」を求めたがる事はあるのですが、もちろんそんなに簡単に答えが出る訳が有りません。
 考え方がどうあれ、スキーは斜面状況や雪質、天候、スピード、用具など様々な要因によって滑りを変える必要が有ります。ですから結局はできるだけ多くの技術を身につけて、使い分ける事が最も重要になると思うのですが、なぜか(それでは納得がいかない)という方がいるようです。

 しかし、冬のオリンピックも同じように盛り上がってもらいたいものです。

イチロー選手の移籍で

NHKのメジャーリーグ放送を見ていたら、なんとイチローがヤンキースのユニフォームを着ていて、びっくり!
 さすがのイチローも最下位争いをしているチームでは、モチベーションが上がらなかったんでしょうか?ヤンキースはプレイオフ進出ほぼ間違いないでしょうから、今後の活躍に期待します。

 イチロー選手と言えば、股関節のストレッチなど打席に入る前のルーティンが有名ですが、盗塁の際のダッシュに「膝抜き」を使っている、という解説が有り、この「膝抜き」をスキーの切り替えに使うと速くなる、というレポートが有ります。http://www.namiashi.net/image/C6F3BCB4A5B9A5ADA1BC.pdf

 「膝抜き」がスキーの切り替えに使えるのかどうか、私にはいまいちピンときません。
むしろ姿勢反射の一つである「非対称性緊張性頸反射」を使うのが良いのではないか、と思って今試行錯誤しています。
 ある程度効果が確認できるようになったら、ここにも書きたいと思っていますがいつの事になるか判りません。

スキー技術【3】のまとめ

 スキー技術【3】では、脚を中心としたスキー操作について考え、筋肉の収縮にも違いが有る事を説明しました。これらの事から整地での滑走性の良いターンと不整地でのコントロール主体の滑りでは、滑走技術が違う事が見えてくると思います。

 また、一般のレジャースキー(基礎スキー)とモーグルでは違いが有る事や、競技スキーとも基本ポジションから違いが有り、ハムストリングを使う事など、同じアルペンスキーでも目的や条件によって、ポジションや技術を使い分ける事が重要になって来ると思います。

 とりあえず、全体的な技術の話はこれくらいにして、これからはより具体的な個々の問題についてその都度考えていきたいと思っています。
個別の問題になると、個人的な考えが多くを占めてしまうと思いますので、あくまで参考程度にしてください。
 そもそもスキーはどのように滑ろうと個人の自由です、これが正しいとか間違っているとか言う事自体がおかしいのですから。

高い姿勢と前傾姿勢

 スキーヤーは経験から、低い姿勢で滑るより高い姿勢で滑った方が体力的に楽な事は知っています。
イメージ 1図Aを見てください。大腿四頭筋にかかる負荷について考えて見ると、上体の重さGによる膝関節を曲げようとする力Fがそれに当たります。
①は殆んど0、②で膝を曲げると徐々に大きくなり、③で最大になります。

次に股関節を伸ばす筋肉である、大臀筋とハムストリングについても同様に考えると、図Bのように、上体の前傾を深く曲げるほど①<②<③<④と負荷が大きくな
 
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                          ります。
以上の事から最も消費エネルギーが少ないのはA-①のように突っ立った姿勢です。しかしこの姿勢だと上体が遅れやすく、空気抵抗にも対応できないので、B-②くらいの姿勢が基本姿勢としてお勧めになります。
また、競技スキーなどハイスピードで滑る場合は上体の前傾を深めたB-③やB-④
の姿勢が基準になります。
 この図から上体の前傾を保って滑ると、常に大臀筋とハムストリングに負荷がかかっている事が解るでしょう。
 特にB-④では前傾を深く、腰を高く保っています。この時大腿四頭筋の負荷は少なくハムストリングの負荷が大きくなります。つまりももの前側よりも後ろ側が疲れる滑りとは、この姿勢の事を言っているのです。

 前に説明したように、最も前傾姿勢を取るのはフォールラインに向いたときです。
ターンマキシマムで後ろに落とされた腰を、フォールラインに向けてしっかり高い位置へと戻すことがとても重要になります。(ただし、実際ターン中には内傾角があるので雪面から高い位置ではなく、外スキーに対して高い位置になります。)

丸沼プラスノー

 昨日は丸沼へ行ってきました。
冬は何度も来た事が有るのですが、ここのプラスノーは初めてです。思ったより良い感触で、アサマ2000等と同様コースがリフト沿いなので、他の人の滑りが良く見えます。
 さらに雪煙が出ないので足元がはっきり見えてごまかしが効かず、問題点が解りやすい特徴が有ります。

 昨日は中田良子デモキャンプ数名と、個人でレッスンされてる方などがいて、レベルの高い人が多かったのですが、なかでも切れと走りが抜きんでた滑りをする人が二人いました。
 私も含め他の人の問題点は、切り替えで動けないか動こうとすると上へ抜けてしまう事で、なかなか谷側へ身体を落とせないようです。
 特に谷足のエッジの切り替えが遅れて、谷回りが短くなってしまい山回りが長くなっています。
 プラスノーはアイスバーンに例えられるようにエッジがあまり効かないので、山回りが切れあがってこないため切り替えが難しいのですが、逆に切り替えの練習には良いかもしれません。
 切り替えの練習にはやっぱり「ギルランデ」です。でもギルランデをするのは結構大変というか勇気がいるというか、他の人の邪魔になるので難しいですね。で、ついつい気持ち良く飛ばしてしまいました。

 そういえば半数くらいの人がオガサカの専用板を履いていたのですが、結構堅そうで山周りではエッジがかむようですが、たわみや返りは出しにくいように見えました。その上手い二人が違う板を使っていた事もあって、専用板の必要はないように思ったのですがどうなんでしょうか?一日滑っただけでは解らない事もあるでしょう。

 丸沼は遠いけれど、かなり本格的な練習ができそうだと思いました。
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