昨日はスノーバへ行く前で時間が無くて言葉足らずになってしまいました。

 スノーバも夏休み中は混雑して、先週は本数も滑れず動画は撮りませんでした。昨日は道路が混んでいていつもの倍近く掛かりました。


 オフトレでも実際のスキーに繋がる動作を確認していこう、と言うのが昨日の動画の目的です。
 こういった動作確認を陸上で行う場合に注意しなければならないことが有ります。
 いつも言っている事ですが、足首の前傾角度を左右同じに合わせる事、上体の前傾角度を一定に保つ事。この2点が重要です。

 実際のスキーでは足首の前傾角度は硬いブーツのおかげでほぼ一定です。
足首の角度が動いてしまうような動作を練習してもスキーには繋がりません。

 内足を踏み台に乗せて運動する際は、両足の高低差に応じた前後差が出ます。前後差が出ないようにすると腰が回ってしまうのです。
 つまりターン中は腰の向きが進行方向に正対していても、必ず前後差が出ます。前後差を考えずに動いても実際のスキーには繋がりません。

 次に上体の前傾角度です。内足を踏み台に乗せているとき内股関節は曲げられ、外股関節は伸ばされています。でも上体の前傾角度は同じです。
 つまり、股関節の曲げ伸ばし動作をするときに上体の前傾は変わりません。股関節の曲げ伸ばし動作をする際に上体の前傾角度を変えてはいけないのです。

 この理屈が解らない人は必ずブーツを履いてやってみてください。ブーツを履いて動けば簡単にわかる理屈です。

 ブーツを履けば両脛の前傾がほぼ同じになるので必ず前後差が出る。
 イメージ 1 イメージ 2
 
 前後差が出ないようにすると腰が回ってしまう。
  イメージ 3 股関節を曲げても伸ばしても上体の角度は同じです。


 残念ながら昨日ご紹介した星瑞枝さんは、このことをあまり重要と考えていないようです。
 スキーの動きを確認するときは、必ずブーツを履いて行うようにしてください。
 そうすれば、間違った動きを繰り返し練習する無駄が無くなります。