前回までの腕の回旋や肩の動きが出せるようになってくると、両腕と頭で作る三角形を崩さなくても、少しの動きでターンをリードしたりバランスを取ったりしやすくなります。
さらに私は腹横筋を意識することで、上体を安定させています。
④腹横筋を使う。
体幹筋の動きは外から見えにくいため、どのように使ったいるのか良く分からないのですが、腹横筋もその一つです。
私はおなかを凹ますように腹横筋に力を入れることで、上体の前傾角度を一定に保つ事が出来るようになりました。脇をしめるような感じでも良いと思います。
以前紹介したヒクソン・グレイシーの写真を参考に、おなかを凹ませる練習をしてみてください。
⑤手の位置を考える。
ハイスピードで滑る時は上体の前傾はいつもより深くして行きますが、ストックの構えを変えずに前傾を深めると手の位置が下がってしまいます。
より良い位置に手を構えてそのまま上体を起こすと、思ったよりも腕は上方へ持ち挙げられている事が解ります。
また、腕の幅も広がりすぎている場合が多く、最適な幅は思ったよりも狭いです。
こういったフォームも鏡に写したり動画を撮ったりして確認するようにしましょう。
以上が私が行っているストックワークの主な練習内容です。
この他にも緊張性頚反射を使ったりと言った方法もあると思います。
これらのような練習はジョギングをしながらとか、散歩をしながら、自転車に乗りながら、車を運転しながらでもいつでもできるので、是非やってみてください。