スキー技術の上達を考えた時、最初はスクールに入ったり上手な人に教えてもらう事になるでしょう。                                          その後、自分で練習する時はどのように考えていけばよいのでしょうか?       

 一つの滑走スタイル(目標とする滑り)は、いくつかの技術要素を組み合わせて作り上げていくものだと考えられます。                                 初級者の場合は少ない技術要素(スキーを履いて歩く、とか両スキーを開きだす、等・・・)を組み合わせて一つの滑り(プルーク)を作り、 その滑りで有る程度の距離を滑り込んで初歩的な滑り(プルークファーレン)を完成させます。            

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 中級者の場合はこれに、足りない技術要素を練習して身に付けたり、余計な動きを取り除いたりといった調整を加えて行くことになります。                   どんどん新しい技術要素を身に付けて行く段階とも言えるでしょう。 

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 上級者は同様にして滑走スタイル(目標にする滑り)をたくさん作り上げ、身に付けて行くことになります。またそれぞれの技術要素の習熟度も高めていくことが大切になります。                                              
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 このようにして幾つもの滑走スタイル(目標とする滑り)を身に付けて、自然条件やシチュエーションに合わせて滑走スタイルを変えていけるのがエキスパート、という事なるでしょう。

 ここで問題となってくるのが、足りない技術要素目標となる滑りをいったいだれが指摘するのか?という事です。信頼できるコーチがいれば良いのですが、いない場合は友人のアドバイスを受けて自分で考えることになります。
 そうなると結局、自分で自分の滑りを分析する能力が必要だ、という事になるのです。